こんにちは。姫路の小さなフォトスタジオ「フォトファクトリーラル」です。
今日は、以前ニューボーンフォトの撮影をさせていただいたご家族から届いた、とてもやさしくて、心がじんわり温かくなるメッセージをご紹介させていただきたいと思います。
撮影後、仕上がったお写真をお届けしたあとにママから届いた一通のメール。
そこには、こんなふうに綴られていました。
「写真を見て、涙が出ました。
あのときの、小さくてふにゃふにゃだった娘の姿。
撮影の時は正直、慣れない育児で余裕もなくて…
でも、こうして写真を見返していると、あの日の空気や、娘のあたたかさを、ゆっくりと感じられて。
この写真があるだけで、がんばれそうな気がします。
本当にありがとうございました。」
このメッセージを読んだとき、私たちも思わず胸がいっぱいになってしまいました。
撮影当日は、まだ生後10日ほどの赤ちゃんと、ちょっとお疲れ気味のママ。
でも、赤ちゃんはすやすやと眠っていて、時々ふわっと口元がほころぶような瞬間がありました。
その表情がとても愛おしくて、柔らかい毛布の上にそっと寝かせながら、やさしい光の中で、なるべく静かに、なるべくそっとシャッターを切りました。
ラルでは「完璧なポーズ」よりも、「今、そのままの姿」を大切にしています。
だからこそ、ママの気持ちに少し余裕がなくても、赤ちゃんがぐずってしまっても、全部が“その子らしさ”として残るような写真をお届けしたいと思って、いつも撮影に向き合っています。
ママからのメッセージには、こんな言葉もありました。
「実は、自分が映るのはちょっとためらっていたんです。
でも、娘と一緒に写っている写真を見て、“ああ、ちゃんと私はここにいたんだ”って思えました。
母になったばかりの自分の姿も、大切にしてあげたいなって思えました。」
このお言葉が、どれだけ私たちにとって励みになったか…。
写真を通して、誰かが“自分自身のことも、少しやさしく見つめられるようになる”。
そんな瞬間に立ち会えることが、ラルにとってのいちばんのよろこびです。
ニューボーンフォトも、七五三も、家族写真も、
撮るのは「特別なポーズ」ではなく、
そのご家族の「今、ここにあるやさしさ」なのだと、改めて感じさせていただいた撮影でした。
ご家族の中に、そっと灯るような写真を。
そして、未来の自分に「がんばってたね」と声をかけたくなるような写真を。
これからも、そんな一枚を心をこめてお届けしていきたいと思っています。